SOUNDPEATS GoFree2レビュー|手軽に使え、音質も良いオープンイヤーイヤホン!

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製品名SOUNDPEATS GoFree2
タイプオープンイヤー
防水規格IPX5
接続方式Bluetooth 5.3
対応コーデックSBC / AAC / LDAC
重量
(イヤホン片耳/ケース込み)
約9g / 約71g
バッテリー
(イヤホン/ケース込み)
最大9時間/最大35時間
ドライバー16.2mmダイナミック
充電端子USB-C
ワイヤレス充電×
着脱検知×
ノイズキャンセル(ANC)×
外音取り込み×
アプリ
マルチポイント
低遅延モード×
定価7,880円

流行りの分離型オープンイヤーでコスパ抜群

SOUNDPEATS GoFree2は、高音質コーデック『LDAC』に対応した完全ワイヤレスイヤホンです。

オープンイヤー型のイヤホンとしては、他社製品と比べコスパに優れています。

同じくSOUNDPEATS社から発売されている「SOUNDPEATS GoFree」の後継機ですが、機能面・見た目・コスパなど、あらゆる面で前機種を量がしており、満足感の高い仕上がりとなっています。

本機GoFree2は、『LDAC』対応のため、ほとんどのAndroidユーザーが高音質を楽しめる仕様となっています。

充電ケースはザラザラしたマットタイプで手触りが良く、イヤホン本体もマット部・光沢部がツートーンで美しく、所有欲を満たすデザインです。

何より価格が7,000円台、かつ、普段からAmazonでは頻繁に割引を行っていることから、大抵6,000円台で購入可能というコスパも魅力の機種となっています。

レビュー機は、メーカーからのサンプル提供品です。忖度なく客観的なレビュー・データを紹介していきます。

お忙しい方は、「SOUNDPEATS GoFree2の特徴」のみお読みください。

タップできる目次

セール情報

Amazonにて頻繁にセールを実施しています。10%OFFクーポンが発行されていることが多く、ほとんどの場合で6,000円台で購入できるため、都度Amazonで割引状況・詳細を確認してみると良いでしょう。

\必要十分な機能で満足!コスパも良し/

SOUNDPEATS GoFree2の特徴

ここではSOUNDPEATS GoFree2の特徴を紹介します。

驚きのフィット感×オープンイヤーイヤホン

イヤホン選びで最も大切な項目の一つは、快適な装着感。SOUNDPEATS GoFree2は、今流行りの「オープンイヤー設計」を採用し、耳にやさしく、しかも確実なフィット感を提供します。

この耳掛け型デザインは、驚くほどの軽さ(イヤホン本体片側9g弱)で、耳に無理なくピタッとフィットします。この手のイヤホンの中でも軽量な部類で、コンパクトかつスマートなボディは、付けていることを忘れるほどの快適さを提供してくれます。

その魅力は、圧迫感がないことにもあります。耳を完全に塞がないこのデザインは、長時間の使用でも疲れを感じにくく、ストレスから解放された使用体験を約束します。音楽を楽しむことに集中し、イヤホンに気を取られないように。まさに、イヤホンに快適さを求める方にぴったりのデザインです。

自由な音楽体験×ながら聴き

SOUNDPEATS GoFree2はまさに「ながら聴き」の理想を追求したイヤホンと感じます。そのオープンイヤー型デザインにより、音楽を楽しみながらも周囲の自然な音が耳に心地よく届きます。

例えば、お気に入りの曲を聴きながら、宅配便の到着音や周りの会話を逃さずに感じられるのが魅力。筆者はよくテレワークをするのですが、リアルな環境音がちゃんと届くから、安心感があります。そして、散歩や家事の合間にも、コンテンツの楽しみと周囲の音が調和して、まるで自分だけのスピーカーを聴きながら歩いているような気分に浸れています。

GoFree2はそんな開放感と快適性を提供してくれるので、イヤホンを付けていても、いつもの生活に集中可能。音楽と現実が自在に重なる、新しい「自由」な音楽体験をしている気分で使用できています。

オープンイヤーでも音質の手を抜かない

GoFree2はオープンイヤーイヤホンですが、音質も手を抜いていません。「Hi-Res Wireless」ロゴからもわかるように、きちんと日本オーディオ協会の認証を受けてハイレゾに対応しています。

通常のオープンイヤー型とは一線を画し、低音の深みから中高域の優雅な響きまで、オープンイヤーだからこそ、全てが調和したサウンドを感じられています。これだけの高音質をオープンイヤーで届けることができるなら及第点だと思います。リラックス感たっぷりの状態で楽しむことができるのも良い点ですね。

多機能アプリ×マルチポイント接続

専用の多機能アプリ「SOUNDPEATS」を利用すれば、イコライザー機能で重低音の迫力など、サウンドをあなたの好みに最適化できます。これにより、まるで自分専用スピーカーで音楽を聴けている感覚に浸れます。

さらに嬉しいのがマルチポイント機能。GoFree2は同時に2台の端末に接続可能です。これがとても便利で、例えば1台のスマートフォンで音楽を楽しんでいる最中に、もう1台は電話の待ち受け用に使えるので、音楽再生中に他の端末からの着信を見逃す心配がありません。

長時間バッテリーで充電の手間が少ない

GoFree2はイヤホンだけで最大9時間、充電ケースを使えば最大35時間もの音楽を楽しむことができます。一日中イヤホンを使っていてもほぼ充電しなくていいため、通勤や通学、出張、電話会議など、どんな場面でも安心して使えています。

また、充電ケースは約2時間でフル充電できます。これ自体は短くもないですが、USB-Cで充電可能なため、スマホと同じケーブルで充電ができてとても助かっています▼

端子はUSB-Cでスマホとも互換性あり!

\必要十分な機能で満足!コスパも良し/

本機はオープンーイヤー型イヤホン

SOUNDPEATS GoFree2はオープンイヤー型のイヤホンであり、以下のようなメリットがあります。

  • 自然なサウンドの広がり
    オープンイヤー型イヤホンの最大のメリットは、まるでライブ演奏を聴いているような、自然なサウンドの広がりです。筆者が体験した限り、これは他のタイプのイヤホンでは得難い感覚。音が耳の外に漏れることで、音楽が身の回りに広がり、よりリアルで立体的な音場を楽しむことができます。
  • 外の音を聞きながらの使用が快適
    日常生活でイヤホンを使う際、周りの環境音を聞き逃したくないことがありますよね。オープンイヤー型はその点でも優れています。通勤中や外で音楽を楽しみながらも、周りの会話や交通音が聞こえるため、安全かつ快適な使用が可能。私自身がこの点に魅了され、特に移動時でのイヤホンの使い勝手の向上を感じています。
  • 長時間の使用でも快適な装着感
    イヤホンを長時間装着することが多い方にとって、オープンイヤー型は快適性が際立ちます。耳に密着せず、通気性が良いため、長時間使用しても蒸れたり疲れたりしにくいです。私が感じているのもこの快適な装着感で、特に長時間の音楽鑑賞やデスクワーク中において、集中力を損なわずに快適な音楽体験を提供してくれています。
オープンイヤーならではの良さがたくさん!

対応防水規格:IPX5に対応

SOUNDPEATS GoFree2はIPX5に対応しています。これは、多くのワイヤレスイヤホンより少し高めの防水規格です。IPX5だと「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響を受けない」こととなっているので、外出中の突然の雨や運動中の汗なども問題だけでなく、直接イヤホンにめがけてくる水にも耐性があります。安心して使用できて良いです。

SOUNDPEATS GoFree2の等級はIPX5

保護等級防水テスト方法
0級・
IPX0
保護されていない。テスト無し
1級・
IPX1
鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響を受けない。200mmの高さより 3~5mm/分の水滴、10分
2級・
IPX2
鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響を受けない。200mmの高さより15度の範囲 3~5mm/分の水滴、10分
3級・
IPX3
鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴(散水)による有害な影響を受けない。200mmの高さより60度の範囲 10l/分の放水、10分
4級・
IPX4
あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響を受けない。300mm~500mmの高さより 全方向に10l/分の放水、10分
5級・
IPX5
あらゆる方向からの噴流水による有害な影響を受けない。3mの距離から全方向に 12.5l/分・30kpaの分流水、3分間
6級・
IPX6
あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響を受けない。3mの距離から全方向に 100l/分・100kpaの分流水、3分間
7級・
IPX7
一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水しない。水面下・15cm~1m、30分間
8級・
IPX8
継続的に水没しても内部に浸水しない。メーカーと機器の仕様者間の取り決めによる
タップして防水規格をもう少し詳しく見る

IP〇〇という表記は、「IP(International Protection)」コードのこと。国際電気標準会議で定められた、スマホなど精密機器の水や固形物に対する保護性能を示します。一つ目の〇が防塵等級、二つ目の〇が防水等級を表し、基本的には数値が大きいほど防水性能が高いことを表しています。

ただし、IPX1~IPX6までは水を意図的にかける状態(噴流)に対する防水性能を表し、IPX7,IPX8は水に沈めたとき(潜水)の防水性能を示すため、6以下と7以上で考え方が若干異なります。そのため、噴流と潜水の両方に防水性能を有する製品は「IPX5/IPX8」というように並記されることがあります。

また、IP〇〇の表記とは別にATM(atomosphereの略)という記載もあり、こちらは「気圧防水」と呼ばれる防水機能となります。例えば、スマートウォッチなどで5ATMという記載があり、5気圧防水=静止状態で50mまでの水圧に耐えられるというものになります。

\防水対応で雨でも安心/

Bluetoothのバージョンチェック

SOUNDPEATS GoFree2はBluetoothバージョンの5.3に対応しています。Bluetooth 5.3は、省エネルギー、セキュリティ、接続性、およびデータ転送の改善を提供し、特に混雑した環境で性能向上しています。そのため、ストレスがなくワイヤレス接続ができます。

一般にバージョンが上になればなるほど通信速度や通信範囲などの性能が高いので、SOUNDPEATS GoFree2は高い方に分類されます。

本機はBlutooth 5.3

Bluetooth
Ver.
公開年機能概要
1.01999一般公開されたバージョン
1.1 2001一般的に広く知られるようになった普及バージョン
1.220032.4GHz帯域の無線LANとの電波干渉対策を実装
2.02004最大転送速度を3Mbpsに変更できるEDR(Enhanced Data Rate)機能を実装
2.12007ペアリングが高速化
Sniff Subrating機能でバッテリーの寿命を最大5倍まで延長
3.02009最大転送速度24MbpsのHS(High Speed)機能を実装
4.02009大幅な省電力化を実現するLE(Low Energy)機能を実装
4.12013LEの強化
LTEとの通信干渉を抑制
4.22014LEのデータ転送速度が2.5倍に高速化
5.02016データ転送速度が4.0の2倍、通信範囲が4.0の4倍、通信容量が4.0の8倍に強化
メッシュネットワークに対応
5.1 2019方向探知機能追加
5.22020LE Audio機能の実装(マルチ・ストリーム・オーディオ機能:複数のデバイスへ音声を送信可能、ハイレゾ音源に対応、LC3:高品質の音声データ送信を低消費電力で実現、オーディオシェアリング機能:スマホの音源を友人とシェアできる)
5.32021消費電力の節減
5.42023通信方式の拡張

対応コーデックを確認


コーデック(Codec)は、デジタル音楽などを圧縮(小さく)し、再生時に元の音質に戻す特別な技術です。これは、スマホなどからイヤホンへ音楽を送信、再生する際にも使用されます。

SOUNDPEATS GoFree2は3つのコーデックに対応しています。LDAC、AAC、SBCの3種類です。AACとSBCは多くのスマホで再生可能なコーデックです。ただ、音質は高くなく、遅延も大きめです。一方、LDACはAndroidのみですが、現在発売されているほとんどのAndroidスマホで再生可能、かつ、ハイレゾ相当の高音質を楽しむことが可能です。

代表的なコーデック(色塗りが本機)

コーデック遅延音質対応スマホ
SBC
遅延を感じる
(0.220秒±0.050秒)

標準音質
Bluetoothで音楽再生できる全ての製品(A2DP対応のワイヤレス製品)
AACSBCより遅延が少ない
(0.120秒±0.030秒 @128kbps)
★★
SBCより高音質
iPhoneと多くのAndroid端末
aptXAACより遅延が少ない
(0.070秒±0.010秒)
★★★
CD音源相当の高音質
(48KHz/16bit)
多くのAndroid端末
(iPhone非対応)
aptX HDAACより遅延が少ない
(0.070秒±0.010秒)
★★★★
ハイレゾ相当の高音質
(48kHz/24bit) 
一部のAndroid端末
(iPhone非対応)
aptX LL (Low Latency)aptXより遅延が少ない
(0.040秒未満)
★★★
CD音源相当の高音質
(48KHz/16bit)
iPhone・Android端末ともに非対応
(PC等にて対応)
aptX Adaptive低遅延。状況に応じて品質を切替、途切れや遅延を回避
(0.050~0.080秒)
★★★★★
ハイレゾ相当の高音質
(96kHz/24bit)
aptX HDより高音質
Qualcomm Snapdragon 855以降を搭載した一部のAndroid端末
(iPhone非対応)
aptX Lossless低遅延。状況に応じて品質を切替、途切れや遅延を回避
(0.050~0.080秒)
★★★★★★
ハイレゾ相当の高音質
(96kHz/24bit)
可逆圧縮で聴感上の劣化を防止(CD品位)
Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 / 8+ Gen 1 / 8 Gen 2以降を搭載した一部のAndroid端末
(iPhone非対応)
LDAC遅延秒は非公表
ただ、1秒ほどとも言われている。
その場合一番遅延を感じるコーデック
★★★★★
ハイレゾ相当の高音質
(96kHz/24bit)
aptX HDより高音質
Android8.0以降の多くのAndroid端末
代表的なコーデック一覧

Air4シリーズの他機種とは対応コーデックが異なるので、自分が持っているスマホとの相性で確認しましょう。

ハイレゾとは
ハイレゾ(High-Resolution)音楽は、非圧縮で高品質な音楽フォーマットで、従来よりも高い音質を提供します。そして、音楽の微細なニュアンスや詳細をより正確に再現します。高級オーディオ機器やハイレゾプレーヤーで楽しむことができます。

\LDAC対応!多くの方にハイレゾを提供/

重量のチェック

SOUNDPEATS GoFree2の重量は公式では片耳9g、ケース込みで71gとなっています。

実測では以下のとおり若干軽めの片耳8.8g▼

ケース込みで73.2gとなっていました▼

公式値とは異なるものの、実際に取り付けるイヤホン自体は公式より軽めのため、耳への負担は小さい方向へ。以下、実測値を表に並べているので、参考比較してみてください。小数点以下は四捨五入しています。

重量比較(本機を橙で色塗り)

製品名イヤホン両耳ケース+イヤホン
SOUNDPEATS Air4 Lite9g39g
SOUNDPEATS Air4 Pro9g41g
SOUNDPEATS Air49g39g
SOUNDPEATS Air3 Pro9g37g
EarFun Free Pro 29g38g
EDIFIER W220T9g41g
EarFun Free 2s9g45g
Soundcore Life P2 Mini9g47g
EarFun Air Pro SV9g43g
EarFun Free 1S9g52g
AirPods Pro(第2世代)9g61g
EarFun Free Pro 310g42g
EarFun Air Pro 310g53g
Soundcore Liberty 4 NC10g60g
EarFun Air S10g53g
SOUNDPEATS Air3 Pro10g37g
Soundcore Life P310g60g
EarFun Air Pro 211g54g
WF-1000XM511g48g
Soundcore Liberty 412g55g
Soundcore Liberty Neo 212g59g
WF-1000XM414g54g
SOUNDPEATS GoFree218g73g
SOUNDPEATS RunFree31g

操作性の確認

SOUNDPEATS GoFree2は、イヤホン本体の銀色の部分をタップするだけで、再生・停止、音量調整、着信の受け答え、音声認識アシスタントの呼び出しなど、多くの操作を簡単に行えます。

このタッチ操作は非常に感度が高く、ストレスなく操作できます。イヤホンを使う際、ボタンを探す手間や誤操作を気にすることなく、簡単に音楽の再生や通話の応答が可能です。

欠点は、操作内容が専用アプリで確認できないことです。SOUNDPEATS社のイヤホンは、アプリから操作履歴や設定を確認できない点が少し不便です。ただし、取扱説明書に操作方法が詳しく記載されているため、それを参考にすれば問題ありません。参考に以下にSOUNDPEATS GoFree2の操作内容をまとめたのでご確認ください。

動作タップ操作
電源オン・自動操作:イヤホンケースから取り出す
・手動操作:イヤホンのタッチボタンを
1.5秒ロングタッチする
電源オフ・自動操作:イヤホンケースに戻す
・手動操作:イヤホンのタッチボタンを
10秒ロングタッチする
再生/一時停止イヤホンのタッチボタンを素早く2回タップ
音量を上げる右イヤホンのタッチボタンを1回タップ
音量を下げる左イヤホンのタッチボタンを1回タップ
次の曲右イヤホンのタッチボタンを1.5秒タップ
曲を戻す左イヤホンのタッチボタンを1.5秒タップ
電話を受ける/切るイヤホンのタッチボタンを素早く2回タップ
着信拒否着信中イヤホンのタッチボタンを1.5秒タップ
通話切替通話中イヤホンのタッチボタンを1.5秒タップ
ペアリングモードに変更充電ケースのボタンを3秒タップ
端末音声アシスタントモード(Siri等)右イヤホンのタッチボタンを素早く3回タップ
ゲームモードを有効/停止左イヤホンのタッチボタンを素早く3回タップ
GoFree2の操作方法

装着性のチェック

オープンイヤー型のSOUNDPEATS GoFree2の装着感は非常に快適に感じています。重量だけ見るとカナル型・オープンイヤー型よりも重くなりますが、耳に入れずにフックを耳にかけるタイプなので、重さをあまり感じず快適に装着できます。

1か月使用してみて、装着感にストレスを感じることはありませんでした。

\装着感抜群のイヤホンならコレ!/

ドライバーをチェック

本機のドライバーは大口径φ16.2mmのダイナミックドライバーを採用しています。通常、カナル型のイヤホンでは10mm程度が多いのですが、オープンイヤー型だからこそ、非常に大きなサイズを採用できています。

ドライバーは一般的に大きければ大きいほど以下のようなメリットを提供してくれます。

  1. パワフルな低音:大口径のドライバーは、より多くの空気を振動させることができ、豊かで深みのある低音を生成します。これにより、ベース音がより力強く響き、音楽や映画の低音効果が迫力を持って再現されます。
  2. 優れた音の分離:大口径のドライバーは高音と低音をより正確に再生できるため、音の分離が向上します。楽器や声の音がクリアに聞こえ、音楽の細部やニュアンスが際立ちます。
  3. より高い音質:大口径ドライバーは音楽の品質を向上させ、よりリアルな音響体験を提供します。高音域においてもクリアで歪みの少ない音が楽しめ、音楽の質感が向上します。
  4. 音楽の詳細な再現:大口径のドライバーは、音楽の微細なニュアンスや表現力を豊かに再現できます。音楽の感情や表現がより鮮明に聞こえ、聴衆はアーティストの意図をより正確に感じることができます。
  5. より広い音場:大口径のドライバーは、より広い音場を作成し、音楽が耳を包み込むような臨場感を提供します。これにより、音楽をよりリアルに楽しむことができます。

ただし、大口径ドライバーを持つイヤホンは一般的に大きく重くなりがちで、装着感や携帯性に影響を及ぼすことがある点に留意する必要があります。選択肢を考える際には、音質と快適性のバランスを検討することが大切です。

しかし、SOUNDPEATS GoFree2は大口径ドライバーを搭載しながらも、上で説明したように快適な装着感を提供します。そのため、音楽を純粋に楽しむメリットを享受しつつ、不便さを感じずに日常で使用できます。音楽好きにとって、最高の音質を手軽に楽しむことができるイヤホンと言えるでしょう。

\音質と装着感を両立させるなら/

バッテリー持ちを確認

バッテリー持ちの公称値はイヤホン単体で最大9時間の連続再生が可能で、ケースでの充電込みで最大35時間の使用ができます。イヤホン単体で最大9時間というのは、最近のイヤホンでも長めの分類であり、ケース込みで最大35時間というのも、長めに分類されるので、電池持ちに関しては十分満足することができました。

バッテリー比較(本機を橙で色塗り)

製品名イヤホンのみ最大ケース込み最大
SOUDPEATS Air3 Deluxe HS最大5時間最大20時間
LinkBuds WF-LS900最大5.5時間最大17.5時間
QCY-Ailypods最大5.5時間最大20時間
Bose QuietComfort Earbuds II最大6時間最大24時間
EarFun Free Pro 2最大6時間最大30時間
EarFun Air S最大6時間最大30時間
SOUNDPEATS Air4最大6.5時間最大26時間
SOUNDPEATS Air4 Pro最大6.5時間最大26時間
SOUNDPEATS Air4 Lite最大7時間最大30時間
EarFun Free Pro 3最大7時間最大33時間
EarFun Free Pro 3最大7時間最大33時間
EarFun Air Pro 2最大7時間最大34時間
DENON PerL Pro(AH-C15PL) 最大8時間最大24時間
Galaxy Buds Live最大8時間最大29時間
NuraTrue Pro最大8時間最大32時間
Soundcore Liberty 4最大9時間最大28時間
LinksBuds S WF-LS900N最大9時間最大30時間
SOUNDPEATS GoFree2最大9時間最大35時間
EarFun Air Pro 3最大9時間最大45時間
Soundcore Liberty 4 NC最大10時間最大50時間
WF-1000XM5最大12時間最大36時間
SOUNDPEATS RunFree最大14時間最大14時間

例えば、通勤時間が1日に2時間ほどある場合(往復で2時間)、平日に週5日使うとすると、充電なしで約4週間近く使用できます。つまり、バッテリーの持ちが非常に長く、充電の頻度についてあまり心配しなくても良いでしょう。そのため、個人的にはバッテリーに対する不満は、ほとんど発生していません。

強いて言えば、充電の間隔が長すぎて、充電を忘れてしまう可能性がありますが、スマホ本体でもイヤホン・ケースの充電量%が確認できるため、気にするほどのデメリットにならないと思います。

\バッテリー持ちも必要十分/

充電周りの確認

SOUNDPEATS GoFree2の充電は、USB-Cケーブルを使って行います。イヤホンケースの下部には充電ケーブルを挿すポートが備わっています。イヤホン本体はケースにしまうだけで、自動的に充電が行われます。

残念ながら、ワイヤレス充電には対応していません。しかし、充電の頻度が低いため、有線での充電を行うことにストレスを感じることはほとんどありません。つまり、充電に関して気にするほどのデメリットはないでしょう。

\USB-Cケーブルで充電できます/

その他機能の実力をチェック

着脱検知

「着脱検知」とは(タップで確認)

耳からイヤホンを取り外す/装着する動作を検知し、音楽などの再生/停止の操作を自動で行う機能です。片耳のイヤホンを取り外した途端に音楽などが一時停止され、もう一度装着すると一時停止した場所から再生されます。「装着検知」や「自動耳検出」とも呼ばれます。

本機は着脱検知に対応していません。そのため、イヤホンを耳から外しても自動的に音楽が止まらないので、音楽の再生・停止を手動で行う必要があります。

しかし一方で、再生・停止の操作がシンプルでなので、自動停止が無くても大きな問題にはなりません。個人的には、外部の環境音をよく聞いたい場合に片耳だけイヤホンを外すことがあるのですが、その時に勝手に音楽が止まらなくて使い勝手が良いとも感じます。

ノイズキャンセリング(ANC)

「ノイズキャンセリング(ANC)」とは(タップで確認)

外部の環境音・雑音(ノイズ)を低減(キャンセル)させる機能です。これにより、より音楽などへの没入感が高まります。ノイズが聞こえにくくなるため、イヤホンの音量を抑えることができ、難聴になりにくいというメリットもあります。

ANCは Active Noise Cancelling (アクティブ ノイズ キャンセリング)の略ですが、ここではノイズキャンセリングと表記しています。

SOUNDPEATS GoFree2はノイズキャンセリング(ANC)機能が備わっていません。このイヤホンはオープンイヤー型のため、耳との間に隙間があるので外部の音を取り込んでしまいます。そのため、音楽に没入したい方にとっては不向きなイヤホンとなります。しかし、いつもの環境に音楽をプラスして生活したい方にとっては、自分専用のスピーカーとなり、非常に良いものと考えます。

外音取り込み

「外音取り込み」とは(タップで確認)

イヤホンやヘッドホンに内蔵されたマイクで周囲の音を拾い、増幅する機能です。イヤホンを外さずに周囲の音を聞くことができ、買い物中のレジや、電車を乗り換える時のアナウンスなど、周りの音を聞きたい時に役立ちます。「アンビエントモード」、「トークスルー」、「集音モード」とも呼ばれます。

本機は外音取り込みの特別なモードを機能として備えていません。しかし、そもそもオープンイヤー型イヤホンなので外音を自然と取り込むことができます。そのため、カナル型イヤホンと比べて、外出時も安全に音楽を聴くことができます。

アプリの内容

SOUNDPEATS GoFree2はSOUNDPEATSアプリから各種設定ができます。

SOUNDPEATS

SOUNDPEATS

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SOUNDPEATS GoFree2のアプリにおける実際のカスタマイズ画面は次のようになり、ボリュームコントロール・アダプティプイコライザー・イコライザー(EQ:プリセット・カスタマイズ)・ゲームモード・タッチキーの有効/無効切り替え・マルチポイント機能の有効/無効切り替えが可能です。

ゲームモードを有効にすれば、音声の遅延を最小限の0.8ms(ほとんど遅延を感じない)にまで下げられたり、マルチポイント機能をONにして複数の端末からの接続を可能にしたり、必要十分な機能が備わっているので、不満に思うことはありませんでした。

マルチポイント

「マルチポイント」とは(タップで確認)

1台のワイヤレスイヤホンなどの機器に対して、パソコンやスマートフォンなどの親機となるデバイスを同時に複数台Bluetooth接続できる機能です。

SOUNDPEATS GoFree2はマルチポイント機能を使用することができます。機能を使用するためには、まずアプリでマルチポイントの有効化が必要です。

マルチポイントを有効化したら以下の手順に従ってマルチポイント接続が行えます。

マルチポイントの設定方法
  • 1台目の端末とBluetoothで接続
  • 1台目の端末のBluetoothをOFFにする
  • 2台目の端末とBluetoothで接続
  • 1代目の端末のBluetoothもONにする

SOUNDPEATS GoFree2のマルチポイント接続数は2台です。筆者は社用スマホと個人スマホで接続しています。これにより、個人スマホで音楽再生中も社用スマホの着信を受けることが可能です。Bluetooth 切り替えの手間が無いのがメリットでしょう。

低遅延モード

「低遅延モード」とは(タップで確認)

音と映像のずれを抑える機能です。一般にBluetoothのワイヤレス接続だと、どうしても音と映像にずれが生じます。「低遅延モード」では、スマートフォンやタブレットなどでゲームや動画視聴をする際に、音の遅延を少なくして再生することができます。例えば、リズムゲームをやる時などには重要な機能になります。ただ、電池消費が速くなったり、Bluetooth接続の接続が弱くなったりするので、必要な時に機能を有効化すると良いです。「ゲーミングモード」、「超低遅延モード」などとも呼ばれます。

SOUNDPEATS GoFree2は、低遅延モード(ゲームモード)を搭載しています。このモードでは80ミリ秒(0.08秒)という低遅延を実現しています。左側のイヤホンをトリプルタップするだけで瞬時にゲームモードに切り替わるので、モードの切り替えもしやすいです。筆者もゲームをする際にストレスなく切り替えをして楽しめました。

価格とコスパ

SOUNDPEATS GoFree2 の定価は7,880円ですが、Amazonでセールされていることがあり、その場合なんと5,000円台で手に入れることが可能です。この価格帯でこれだけの高性能と多彩な機能を備えるため、コストパフォーマンスは非常に良いといえます。セール情報・価格はAmazonよりご確認ください。

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外観のチェック

SOUNDPEATS GoFree2の外観のチェックです。

本体の耳に接触する部分は光沢になっていて、外から見える部分はほとんどがマットな仕上げとなっています。

タッチ操作の可能なロゴは、シルバーカラーとなっており、質感も良いです。カラーは1色展開のブラックのみ。学校や仕事でも使いやすい、無難なカラーです。

イヤホンの裏型の金属部2か所が充電用の接続部品です。この部品により、ケースに収納すると自動で充電が始まります。マイクはイヤホン部にあります。

ケースはマット仕様。これが非常に質感良くて、個人的にはヒットです。他のマットタイプよりも若干ざらざらしていて、手触りが良いです。指紋も付かないのでGOOD。少し大きめですが、手のひらサイズなので問題なしです。

SOUNDPEATS RunFreeと本機を上下に並べてみました。イヤホン部はほぼ同じサイズ感。個人的にはイヤホンのケーブル?が首の後ろを回らないほうが椅子のヘッドレストに気を使わなくて良きです。

上がSOUNDPEATS RunFree、下が本機 GoFree2

まとめ|SOUNDPEATS GoFree2の実機レビュー

本記事ではSOUNDPEATS GoFree2の実機レビューをまとめました。

aptXに対応していなかったり、重さはあるものの、実態としては非常に快適な装着感で、オープンイヤー型でも十分な音質を提供し、使いやすいイヤホンです。

特にセール時の価格は目を見張るものがあり、5,000円台で購入できるタイミングであれば十分買い・コスパの良いモデルだと思います。

日常使いから、仕事用としてもオススメの逸品です。

流行りの分離型オープンイヤーでコスパ抜群
SOUNDPEATS GoFree2

特徴

  • オープンイヤー型イヤホン、快適な装着感を実現
  • LDAC、16.2mmドライバーで音質も妥協しない
  • 防水対応、マルチポイントなど機能十分なコスパモデル

こんなあなたに

  • 流行りのオープンイヤーのコスパモデルをお探しの方に
  • 安心して音楽を聴きながら外出したい方へ

価格
5,000円台[税込]~

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